先日我が家のフトアゴヒゲトカゲのナイトさんの、人工飼料を新しいものに変更したんです。

そのことについては、こちら↓
フトアゴヒゲトカゲに新しい人工飼料をあげてみた。【おすすめの人工飼料は?】


我が家のナイトさん、餌をかえたら人工飼料を食べてくれなくなったんです。餌の見た目の問題じゃないかなぁと考えはじめたら、フトアゴヒゲトカゲの視覚について気になりすぎて眠れなくなったので、自分なりにいろいろと調べて、考えてみました。

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赤色を認識できないのは本当?



フトアゴヒゲトカゲの夜用保温球、赤色が多いですよね。これはフトアゴヒゲトカゲが赤色が見えないからという理由らしいのです。
フトアゴヒゲトカゲを飼っている皆様、これについてどう思いますか?本当に赤色が見えないと思いますか?

私は、フトアゴヒゲトカゲの中には赤色を認識できる個体がいると思います。(というか、正直皆見えていると思ってます)
なぜそのように考えているかといいますと、我が家のナイトさん、赤色の保温球が点灯すると目をパッと開けるんです。







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尻だけあたためるナイトさん



色々と調べてみると同じように感じている方、多いようです。ちなみに我が家では赤色保温球をやめて、光の出ないセラミックタイプに変更しました。







消えてからも温度の下がり方が緩やかなのでお勧めですよ!ただ、少し重く、付け替えるときは温度がなかなか下がらないので人の手で触れるようになるまで時間がかかります・・・





・・・おほん。話がそれてしまいまいたが・・・

色認識について、なぜ赤色が見えないと言われているのか調べてみたんですけど、ネット上にはどこにも根拠は書かれていませんでした。真逆の情報ならたくさん得ることができましたけど。
誰が最初に言い出したんでしょうか。赤外線はみえないってことで、赤色を多用するようになったと勝手に想像しているんですが。


爬虫類は基本4色型色覚


まず、基本として、爬虫類(や鳥類)は4色型色覚を持っているといわれています。(もちろん例外あり。)
人間はというと3色型です。光の三原色と言ったらわかりやすいでしょうか。色弱・色盲の方は2色型になります。

4色型というとは、人間より色鮮やかに世の中が見えているはずです。例外もあって、種によっては3色型も2色型もいるみたいです。

ただ、フトアゴヒゲトカゲが2色型色覚なんて文献は見つけることができませんでした。読める限り英語のサイトも探してみましたが見つかりませんでした。赤色がみえないというソースはどこやねん・・・



では仮に、フトアゴヒゲトカゲが赤色を感じることのできない2色型色覚だったとしましょう(人でいうなれば、第一色覚異常)。

色を10進数で表す場合R・G・Bを使います。RED(赤)、GREEN(緑)、BLUE(青)です。
一番大きな数字は255で、R(255)・G(0)・B(0)だった場合の色は



これが、例えば少しでも緑や青に色が入れば( R(255)・(1)・B(1) )、




こうなるわけです。これを、赤が全く見えない生き物が見るとどうなるか( R(0)・(1)・B(1) )。



こう見えることになります。真っ黒にみえますけど、実際は真っ黒ではありません。真っ黒だと見えないけど( R(0)・(0)・B(0) )、真っ黒でなければ見えます。


なんか禅問答みたいなこと言っちゃってますが・・・。

これは極端な例で、つまり少しでも緑や青が光に混じっているのであれば、認識できるというわけです。

受験勉強するときなどにつかった赤色のチェックシートで風景を見てもらえばわかると思いますが、赤以外の色をすべて吸収しているかというと、そうではないですよね。吸収の具合は90%程度のようです。


赤色保温球は赤い光が出ているわけではなくて、電球のガラスが赤色になってます。青と緑を10%透過した場合、光はどんな色でしょう( R(0)・(26)・B(26) )。




気持ち色が付いたかなという程度ですので、赤色を全く認識できない(色弱ではなく)色盲ならば、赤色保温球は有効でしょう
ただ、劣化して赤色が薄くなっているようであれば交換してあげた方がいいのではないかと思います。



光の出ないセラミックの方がお勧めです





赤色を感じない2色型色覚の場合も考察してみましたが、我が家のナイトさんのように赤色を感じることができる個体がいるのは明らかなので、夜間用の保温球はセラミックがいいのではないかと改めて感じました。少し割高ですけどねぇ。



ちなみに、ナイトグローと言って夜行性の爬虫類・両生類用で青色のライトも売ってます。



もし仮にフトアゴヒゲトカゲが2色型色覚ならば、青色は一番目立つ色なので(人間の場合はそうらしい)、家にあったからといって付けちゃうとめっちゃまぶしいかもしれませんのでご注意を




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蛇足


1:桿体細胞は持ってない



爬虫類話だけに蛇足は付き物です。

昼行性のトカゲは桿体細胞を持っていないようです。桿体細胞を簡単に説明すると、突然部屋が真っ暗になっても少しずつ目が慣れてくるのは桿体細胞という視細胞のおかげで、この細胞は色を認識することは出来ませんが光を強く感じ取ることのできる細胞です。(色を感じ取ることができるのは錐体細胞といいます。)

昼行性トカゲはこの細胞を持っていないので人が動けるレベルの暗さでも、昼行性トカゲには真っ暗です。何にも見えません。



2:第三の目『頭頂眼』なるものを持つ



爬虫類・両生類・魚類には頭頂眼というものを持つ種がいます。幼体でしか確認できない種もいるみたいですが、フトアゴヒゲトカゲは大人になってもどこにあるかわかります。


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赤◯の中の色が違う部分が頭頂眼みたいです




この頭頂眼は進化の過程で退化したようですが、本来の眼と同じ神経等を持っている(いた?)らしいです。
現在でも役割があるらしく、それは太陽の位置を図る羅針盤の役割を担っているそうです。

ちなみに、人間にも名残があるそうですよ!頭蓋骨の中にあって役目が変わっているようですが・・・


3:視野が狭い



トカゲの視野は基本的に狭く、15~30°くらいだそうです。
顔の前で手とかエサを動かすと頭を振って追いかけるのは視野が狭いからですね。



まとめ



今回調べたフトアゴヒゲトカゲの見える色についてまとめると、

・赤色を見える個体も多い
・2色型色覚(赤色が見えない)だとしても赤色ライトで暗闇を作るのは難しい
・それなら光の出ないセラミック製がいいよね


ということになります。

少しでもご自宅のフトアゴさんが赤色が見えているなと感じた場合はライトの交換をご検討されてはいかがでしょうか。





今回私が調べた情報はネットに転がっていたものの寄せ集めです。「それはおかしい!」という点があればご指摘いただければ幸いです。



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