失敗しない!水草水槽をミスト式で立ち上げる方法について!

熱帯魚・金魚

お越しいただき有難う御座います。飼育員かずよ(@keeperkazuyo)と申します。

 

現在我が家には60㎝幅の水草水槽が1つございます。

その水槽が、だいぶ不調です。

原因としては長い間ソイルを交換していないことにあると思います。

測ってないですが水質もだいぶアルカリ性に寄ってるのではないかと推測しています。

 

換水や添加剤で調整してもいいのですが、いっそのこと水槽をリセットしようと思いまして。

魚の数もそんなに多くないし遅くとも2年後には引越しする予定もあるので、このたび30㎝キューブ水槽に移植することにしました。

またこれを機に今までやってみたいと思っていたミスト式での水槽立ち上げに挑戦してみました。

 

ミスト式とは?

従来の方法で新しく水草水槽を立ち上げるときは、水槽内レイアウトを作って水を張って、ピンセットで水草を植えて・・・という段取りですすめていきます。

 

ミスト式はというとレイアウトを作ったあと、水を張る前に水草を植えます

そしてミスト式と呼ばれるように霧吹きで全体に水分をまわします

それから水槽をラップで覆い、ライトを付けます。照射時間は10時間/日ほどを目安に。

 

水槽の中を湿度の高い温室にして植物を育てるってことですね。

完全に密閉したまま1か月ほど放置します。水分を逃がさないことが大切です。

水分が足りないなと思ったら、途中で霧吹きで足してあげます。

 

水を張ってないので、最初に育てるのは水上葉になります。

だいたいの水草は水中なのか水上なのかで、自分で葉っぱを変えて成長します。

ミスト式のメリット・デメリット

メリットがたくさんあるので今回ミスト式を選択したわけですが、もちろんデメリットも存在していますのでご紹介していこうと思います。

メリット

ミスト式の一番のメリットは最初に作ったレイアウトを維持しやすいことにあると思います。

普通に水草水槽を立ち上げた場合、ソイルの隙間に入り込んだ気泡や水草を植えこんだ影響でレイアウトが崩れる恐れがあります。

ミスト式は水を張る前に水上葉に根を張らせますので、レイアウトが壊れにくいんです。

また水を張るまでは二酸化炭素を添加する必要もありません。そして換水ももちろん必要ありません。フィルターやヒーターさえもいりません。

とっても楽ちんですね。

 

デメリット

デメリットはそんなにはないんですが、注意すべきはコケや藍藻です。

水を張りすぎると彼らにやられてしまいます。藍藻は植物じゃなく細菌なので結構厄介。環境が整えば消えていきますが、見た目が気持ち悪いです。なので水の量には注意が必要です。

あとは密閉してライトを照らしていると、水槽内の温度が結構上がります。夏場は水草が高温に負けないようライトの高さや室温の調整を行った方が良いでしょう。

 

我が家のミスト式水槽の成長記録

では、私がミスト式で立ち上げた水槽をお見せします。

今回植えたのはキューバーパールグラス。

 

植えたのは、1月12日。下は植えた直後の写真です。

 

 

植えたあといっぱい霧吹きしてあげて、ラップで蓋をし、1か月間放置しました(実際はたまに空気の入れ替えと少し霧吹き追加しました)。

 

 

2月9日段階で下の写真のようになりました。

霧吹きと結露でよく見えなくてごめんなさい。

あんまり変わってないように見えますが、この通り根はしっかり伸びています。

 

これだけ根を張れば十分なので、ここから水を張ってフィルターを付け、二酸化炭素を添加していきます。

水草は生えそろっていないですが、根はしっかりと張っているようです。

 

さらにここから約2ヶ月後、の写真がこちら。

 

一目瞭然ですね!

まだまばらな部分がありますが、これも次第に埋まっていくでしょう。

まぁ、ここまで広がったのはミスト式のおかげというよりは二酸化炭素を添加しているおかげですが・・・

 

まとめ

ミスト式で育てる方法をおさらいしましょう!

  • 水槽のレイアウトを作る
  • 育てたい水草を植える
  • 霧吹きをたっぷり吹きかける
  • ラップで覆ってライトを照射!
  • あとは基本放置
  • 場合によっては霧吹き追加や換気

たったのこれだけで、レイアウト崩れを起こさない水草水槽を作れます。

是非、お試しあれ!

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