雑食性のフトアゴヒゲトカゲ。
コオロギなどの昆虫をよく食べますが、お野菜も健康管理にはとっても大切です。
元気なフトアゴヒゲトカゲを育てるには、どのようなお野菜を与えるべきなのか。また、与えてはいけないお野菜は何なのか。
フトアゴヒゲトカゲのお野菜事情、この記事読めば万事解決!!
フトアゴヒゲトカゲに与えたらいけない野菜は?
まずは、絶対に与えてはいけないお野菜から紹介します。
玉ねぎ、ネギ、にんにく
これはフトアゴさんだけでなく犬猫や鳥類に関しても言えることで、玉ねぎを与えすぎると「玉ねぎ中毒」になってしまう可能性があります。
玉ねぎを与えすぎると、ヘモグロビンを酸化させて溶血性貧血を起こしてしまう恐れがあります。
玉ねぎに限らずネギやにんにくなど、ネギ属の食べ物はさけるようにしましょう。
ほうれん草
ほうれん草はシュウ酸を多く含み、爬虫類の成長に欠かせないカルシウムの吸収を阻害するといわれています。
与えてしまってもすぐに病気になったりするわけではないですが、避けた方が無難です。他の葉物野菜を与えてあげましょう。
キャベツ、ブロッコリーは与えすぎ注意
キャベツやブロッコリーは与えすぎると甲状腺腫を引き起こす場合があるようです。
ただ絶対にNGというわけではないようなので、たまに与える分には問題ないでしょう。
同様に甲状腺腫を起こす可能性のある野菜・果物は大豆、松の実、イチゴ、モモ、ナシ、サツマイモ・ほうれん草などがあります。
観葉植物は注意が必要
観葉植物の中には食べてしまうと有毒なものがあります(モンステラなど)。
中には安全なものもありますが基本的には与えないようにして、落ちた葉などを誤食してしまわないよう注意しておきましょう。
フトアゴヒゲトカゲが好む野菜
ここからはフトアゴヒゲトカゲに与えてOKな野菜を紹介します。
野菜選びはカルシウムが多く含まれ、リンが少ないものを選ぶのがポイントです。
個体差がありますので、色々試して好んで食べる野菜を見つけてあげましょう。
小松菜
小松菜はほとんどの飼育者がフトアゴヒゲトカゲに与えているのではないでしょうか。
よく食べてくれるし、なんといっても年中安い。どこでも手に入る。人間が食べるにしても調理しやすい。
良いところばっかりの野菜です。
カボチャ
カボチャもよく食べてくれる子が多いです。我が家ではレンチンしたもの(温野菜にしたもの)を与えています。もちろん冷ましてからネ。
ナマでやる場合は、小さく切ってあげましょう。ただ、ナマだと硬いので消化を助けるためにも少しレンジでチンしてあげることをおすすめします。
ニンジン
人参もカボチャ同様、よく食べる傾向にある野菜です。ただどちらかというとカボチャの方が人気かもしれません。
与え方はカボチャと同じように温野菜にして与えると良いでしょう。
トウモロコシ
もしかしたら、緑色よりも赤色や黄色など色が付いた野菜の方が好きなのでは?と仮説を立てたくなるほど、トウモロコシもよく食べます。
我が家では無添加の冷凍トウモロコシを軽くボイルして与えています。
豆苗
豆苗も安いのでおすすめです。
また豆苗は根を水に浸して窓辺に置いておくだけでよく成長します。先の方をカットして使用すれば家庭である程度は栽培もできます。
大根の葉
家庭栽培でいうと、大根の葉もおすすめです。
大根を買ってきたら、大体の人は切り落とした頭部分は捨ててしまうはず。
この部分を水に浸して窓辺に置いておくと葉が成長します。
豆苗よりは栽培効率は悪いですが、捨ててしまう部分の再利用と思えばとても有益でしょう。
タンポポ
春になったらタンポポを摘んできて与えるのもOKです。
ただし、野草は農薬や犬のおしっこなどが付着している可能性が大です。しつこいぐらい入念に洗いましょう。
果物
バナナなどの果物もたまに与えると喜んで食べます。
しかしながら糖分が多いので毎日与えるのは避け、たまにおやつ程度で与えましょう。
肥満防止のためにも、野菜を与えよう
家庭で飼育しているフトアゴヒゲトカゲは、運動不足になりがちです。
なので、コオロギなどの動物性たんぱく質ばかり与えていると肥満になってしまう可能性があります。
アダルトのフトアゴヒゲトカゲに毎日餌を与えなくてもよいといわれているのは肥満防止のためです。
野菜は栄養補給だけでなく水分補給にもなり、またカロリーが低いので肥満防止にもなります。
いろんな種類の野菜を万遍なく与えることができれば一番良いですが、選り好みする子もいますし個体差があるので、思うようにはいかない場合があります。
よく食べてくれる野菜を見つけて、健康的に育ててあげたいですね!
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