アルビノと白変種はどこが違うの?

動物

みなさん、アルビノってご存知ですか?

体が真っ白で目が赤い、そんな生き物を見たことがあるはず。ヘビとかの真っ白個体を動物園などで観たことがあるのではないでしょうか。

じゃあ、白変種っていうのは知ってます?

ホワイトタイガーとかがそれに当たります。

 

twitterなどで可愛い生き物などをまとめているアカウントで白変種をアルビノと紹介してて、それについてのコメントにも指摘が入っていなかったので、もしや違いがわからない人が多いのかなぁと思いまして。

アルビノと白変種の違いについて例を出しながらまとめます!

 

アルビノとは?

アルビノとはメラニンを作るための遺伝情報を持っておらず先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある生き物のこと。

ちなみにメラニンは生物や植物の中で作られる色素のことです。皮膚の色も髪の色もメラノサイトという部分で作られたメラニンによって色付けされています。

そのメラニンを持っていないので、アルビノは真っ白に見えてしまうんです。

またアルビノは目が赤いことが特徴として挙げられます。

アルビノの眼が赤く見えるのは、簡単に言えば目の中の色素が無いので目の奥の血管の色が見えているからです。

 

白変種とは?

それじゃあ、白変種ってなんなのよ。

白変種とは色素の減少によって体毛や羽毛・皮膚などが白化した動物のこと。

アルビノと一緒ぽいですが、全くの別物です。

アルビノは、色素の種類のメラニンを作り出すことができないんです。白変種は色素が減少しているだけでメラニンの生合成は正常に行うことができます

こちらホワイトライオンさんですが、 体が真っ白です。しかし目や鼻周り、肉球も黒っぽく色があります。

つまりこのホワイトライオンさんは白変種になります。

 

白変種はもともと突然変異だと考えられていました。

しかし、トラやキツネやウサギ、またヘビやトカゲ、クジャクなどいろんな脊椎動物で白変種がみられることから、いまでは突然変異ではなく遺伝的に正常だと考えられています。

地球が氷河期だったころ、真っ白な体は保護色になります。

その遺伝子が現在まで受け継がれて残っている、と考えられているようです(諸説あり!)。

 

アルビノと白変種を見分けるポイントは?

 

さて、動物園に行って真っ白の動物を見つけたときそれがアルビノなのか白変種なのか簡単に見分ける方法を伝授いたしましょう。

もう前の項にも書いてますけど、一番の見分けるポイントは「目」です。

アルビノは目が赤く、白変種の眼は普通の色をしてます。

また、アルビノはメラニン色素を持っていないので紫外線に弱く皮膚がんになりやすいです。

したがって長時間日光に当たってる状況は体によくありません。

なので屋外で長時間展示されていることはすくないでしょう。

こちらは目が黒いので、白変種のクジャクさんですね!

 

 

最後に

 

アルビノと白変種の違い、ご理解いただけましたでしょうか。

これで動物園に彼女を連れて行った時も、ドヤ顔で説明できますね!

あいつぁ、アルビノじゃなくて白変種だよ。目が黒いだろう?つって。

そんなこと知ってるんだ!キャーかっこいい!!つって。

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