フトアゴヒゲトカゲをなつかせる方法は?

爬虫類

爬虫類の中で懐きやすいといわれているフトアゴヒゲトカゲ。

 

我が家のナイトさんも手乗りします。

フトアゴヒゲトカゲを懐かせる方法は正直言って、簡単です。

フトアゴヒゲトカゲを手乗り肩乗りトカゲにするために私がとった方法をまとめます!

 

子供の個体の方が有利

 

鳥類は孵化して最初に見た動いているものを親だと認識する「刷り込み」という特徴があります。

それに似たような感じで、小さいころから人や手を怖くないと思わせることが一番手っ取り早くトカゲを懐かせる方法です。

「三つ子の魂百まで」という感じで小さいうちに人への恐怖感をなくしてしまえば、大人になっても懐いたままでいてくれ易いですね!

ただ、発情期などは威嚇してきたり噛みついてきたりするのでそのときはそっとしておきましょう。

 

フトアゴヒゲトカゲ懐かせる方法

 

では、実際に懐かせる方法をご説明しますが、その前に。

インコでもハムスターでもトカゲでもなんでも同じですが、人に慣れていない個体をむやみやたらに触るのは禁物です。

あなたに大嫌いな人がいたとして、毎日いきなり「今日も可愛いね!」とか言いながら手とか肩とか触られたら嫌じゃないですか・・・?

人間対人間でも嫌なんです。小さな個体にとっては、もっともっとストレスになります。

懐かせるためのトレーニングは一日に少しずつ、毎日繰り返すことが大切です

あなたが嫌いな人も、毎日すこーしずつ距離を詰めてくれたら仲良くなれますよね・・・?

 

手で餌をつまんで餌を与える

子供だからと言っていきなりつかみ上げるのはよくありません。

まずは手から餌を与える練習をして、手が怖くないものだということを教えてあげましょう。

 

手でコオロギなどの餌をつまんで与えてみましょう。

最初は「手に噛みついてくるんじゃないか?」と思ってこっちもビビりますが、フトアゴさんたちは餌をとるの上手なんで安心しましょう。

ただ、指で餌が見えにくかったりすると噛みつかれることも有るので、そこは自己責任でお願いします。←

フトアゴヒゲトカゲの舌はザラザラしていて、尚且つ舌を覆っている体液は糸をひくくらい粘性があります。ザラザラな舌と粘性のある体液で上手に餌を捕まえます。

 

いきなり手でやるのが怖い場合は、最初はピンセットで餌を与え徐々に手に切り替えるのもアリだと思います。

 

餌を手のひらに乗せて与える

 

また手のひらに餌を複数個乗せてそれを食べに来させるのも有効な手段です。

まずは指先に餌を乗せます。慣れてきたら少しずつ手のひらの中央へ餌を移動させていきます。

手のひらで餌を与えるときは、手を動かしたりせず根気強く待ちましょう。食欲があれば食べに来てくれるはずです。

 

環境を変えてみる

 

スタートはケージの中に手を入れて行いますが、少しずついろんな環境で餌を与えるチャレンジをしてみましょう。

ケージの中のいつもと違うところで餌を与えてみたり、ケージから出してみて餌を与えてみたり。

ケージの中では大丈夫なのに、外で触ると怒る場合もありますので、いろんな場所で触れ合いましょう。

これは懐かせるための訓練なので毎日のご飯は決められた場所で与えましょう

 

ここまでできればこっちのもん

ここまでできるようになれば、恐らくもう手を怖がらなくなっていると思います(もちろん、機嫌が悪いときもあります)。

 

うちのナイトさんなんて、1歳3か月の息子だって触r・・・

 

あ、逃げた。

 

 

同じ動作を繰り返して学ばせれば、餌がなくとも自分から手に乗ってきてくれるようにもなります。またつかみ上げても怒らなくなるでしょう。

我が家のナイトさんはつかみ上げても平気ですが(たまに逃げるけど)、後ろ足が何にも捕まっていない状態(上半身だけ掴んで持ち上げるような状態)だと嫌がります。掴み上げるときは両手で優しく行いましょう。

方法としては上半身を持ち上げた後、もう片方の手をサッと体の下に入れるのが良いでしょう。

懐かせることのメリット

 

フトアゴヒゲトカゲは40~50㎝ぐらいのサイズになりますし、怒っているアダルト個体に噛みつかれるとフツーに血が出ますし痛いです。

アダルト個体をハンドリングできないと、病院に行くために連れ出すとか緊急性を要した時、とっても困ります。

 

 

いちいち革グローブはめて・・・ってそんなのは面倒です。猛禽類を扱うわけでないので、懐かせさえすれば素手で救い上げることができます。

 

また、懐くことがフトアゴヒゲトカゲの魅力でもあります。フトアゴヒゲトカゲの魅力を十二分に発揮させるためにも、懐かせる訓練をやっておくべきでしょう。

 

 

最後に

 

散々「懐く」という言葉を使っていますが、実際にはすり寄ってくるわけでもないですし名付けた名前を聞き分けて呼ばれたら駆け寄ってくるわけでもないので、少し誇張表現かもしれません。

人間のことを恐れないという意味で「慣れる」という表現が正しいかもしれませんね

 

まぁそんな細かいことは別にいいじゃないですか、可愛ければ。可愛いは正義です。

可愛いフトアゴヒゲトカゲを手乗り肩乗りにさせて、たくさん愛でましょう。

 

もちろん、ストレスをかけない程度に、ね!

 

 

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