お越しいただき有難う御座います。飼育員かずよ(@keeperkazuyo)と申します。
先日、面白そうなアプリを見つけちゃいました。
その名は「LINNÉ LENS」。
こちらのニュースで知りました↓
ダウンロードして早速使ってみたんですが、面白かったんで紹介したいと思います!
ダウンロードはこちら。
うわさの #リンネレンズ 試してみたけど、すごいぞー!
魚以外もいける! pic.twitter.com/elXIkYCE4g— 飼育員かずよ@一眼レフでペットの写真撮ってます (@keeperkazuyo) 2018年8月15日
カメラで映した生き物をAIで識別する!
このアプリは、アプリ内でカメラを起動させて調べたい生き物にスマホのカメラをかざすだけで(撮影する必要なし)AIが勝手に種を識別してくれます。
今のところ魚類が得意のようで、水族館にいる魚には9割対応しているそうです。
釣った魚とかに使えれば便利ですよね。それに野鳥や昆虫など野生の生物を正しく認識してくれるようになれば外での生き物探しがとても楽しくなりそうです。
また、一度レンズに収めた生き物はアプリ内の系統樹に記録されていきます。
実際に使ってみた
なかなかフィールド調査する暇はないんで、まずは自分の家のペットたちに使ってみましたよ!
まずは爬虫類から。
エントリーナンバー1、フトアゴヒゲトカゲのナイトさん。
カメラでナイトさんをのぞいてみると・・・
おぉー!しっかり識別できました!
100%の確率でフトアゴヒゲトカゲということなのでしょう。正解です!
続きまして、インコに試してみます。
エントリーナンバー2、ズグロシロハラインコのあんずさん。
あんずにレンズを合わせてみるとぉ~・・・
おやっ。71%。
あんずが動くたびにパーセンテージが動きますし、ケージ越しなのでズレがあるのでしょう。
そしてエントリーナンバー3、水槽の仲間たち!
ん?カワヨウジ?
カワヨウジって、ニョロっとした、あの魚ですよね?
出典:WEB魚図鑑
全然違いますけど・・・
動き回っている魚を認識した時は、このようにズレがあるみたいです。
ちなみに、カワヨウジに登録されてしまった魚はシルバーチップテトラですが、カラシン目の「ハセマニア・ナナ」としても登録されていました。
シルバーチップテトラの別名ですね。こっちは正解です。
同じ魚が別角度で識別されて、別の魚として登録されてしまうことがあるようです。
魚たちはちょうど餌やりをしたタイミングだったのでピチピチ動き回っていたんですが、このように勢いよく動いている生物を100%正しく識別するのは難しいでしょうね。人間でも間違えることはあるでしょうし。
ただほぼ正解しているので、精度はすごくよいのではないでしょうか。
生息地や絶滅危険度も
写真に収めた魚は、アプリ内の系統樹に登録されます。
青い点が自分のカメラで識別した生き物になります。
青い点をタップすると識別した生き物の生息地や、個体数が減っている生物は絶滅危険度が表示されます。
また、その生き物が飼育されている動物園、水族館も確認することができます。
すごくないですか。神アプリですよね。
子供のころは分厚い生き物図鑑を駆使して、捕まえた昆虫がなんという種類なのか一生懸命に調べていましたが、これがあれば種の確認が一瞬でできてしまいます。時代は変わりましたなぁ・・・
無料でできるのは一日10種まで
このアプリは無料で全てを使えるわけではありません。無料では一日10種しか識別することは出来ません。
10種なら十分にも感じますが、水族館でかざしてしまうと一瞬で終わります。
10種を超えた後は、生物の名前が表示されなくなります。
名前部分が・・・・・・になってしまい「100%あれでしょ?でも教えてあげないもんね」ってな感じで、焦らしプレイをしてきます。
課金について
機能を無制限に使用するには月額の課金が必要で、1か月360円・3か月720円・12か月1,450円と長期利用の方が安くなる設定になっています。12か月まとめて払えば約121円/月なので超お得ですね!缶コーヒー1本分!
この値段なら、頻繁にフィールドに出て生物観察する人や子供と一緒に楽しみたい人にはとても安いのではないでしょうか。
最後に
スマホのレンズをかざすだけで、生き物の種の識別をしてくれるなんて、素晴らしい時代になりましたなぁ。
私としては、このアプリの植物バージョンができれば嬉しいなと思います。なかなか難しそうですが・・・
植物バージョンがあれば、外に向けてスマホをかざしただけで圧倒的情報が手に入ってしまいます。怖い・・・
子供がもう少し大きくなって一緒に昆虫探しとかできるようになったら、私も課金しようと思います!
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