飼育員かずよの水族館の楽しみ方講座。

その他

お越しいただき有難う御座います。飼育員かずよ(@keeperkazuyo)と申します。

私と妻には、共通の趣味がありまして。

それは生き物が大好き!ということ。

私たちはペットショップで働いていた時に出会いましたので当然といえば当然なのですが、デートで行くのはもっぱら水族館や動物園。

 

特に私に関しては水産系の大学を卒業し、インターンシップで水族館で2週間働き、またペットショップのアクアコーナーでの経験もありまして、そこそこ水族館のことを知っていたりします。えへん。

そんな感じなので、今日は水族館の楽しみ方について、偉そうにレクチャーします。私個人的な楽しみ方かもしれないので、話半分で聞いてくださいね!

餌やりの時間に行こう

まずはこれです。魚たちへの餌やり!

魚たちへの餌やりは、だいたいの場合開演30分後くらいの朝早い時間に行われます。その時間に合わせて是非水族館に行ってみてください。

敵がいないので水族館の魚たちはだいたいゆっくり泳いでいます。その魚たちの活性が一番良くなるのが朝なんです。

魚たちは朝に餌をもらえることを覚えています。なので、開演直後の魚たちはソワソワしています。

餌を食べることができないと死活問題ですので、餌が与えられた途端ダバダバダバー!って餌にみんなで寄っていきます。観てて面白いですよ!

餌やりシーンが面白い魚ランキング

突然ですが、私が好きな餌やりシーンが見てて楽しい魚について、ランキング形式でまとめますよ!

ジンベイザメ

魚の中では世界最大。比較的暖かい海に生息している穏やかな性格のサメ。オキアミなどを大きな口でたくさん食べる姿は圧巻!
日本の水族館では4か所ぐらいでしか見ることができません。

ピラルクー

世界最大級の淡水魚。捕食時に空気ごと飲み込むためとても大きな音を出す。観賞魚としても販売されているが大きくなりすぎるので一般家庭では飼育は不可能。

タカアシガニ

世界最大級の節足動物。その大きさは足を広げるとオスで3メートル以上。動きがゆっくりで私のインターンシップ先のタカアシガニのオスは自分で餌をとることができなかったので、鋏に餌を挟んであげてた。

電気ウナギ・電気ナマズ

~800Vの電圧で相手を感電させて身動きを取れなくさせて捕食する。電気ウナギの方が電圧が高い。電気ウナギは生息地での水域では捕食者の頂点に立っている。

クラゲ

クラゲは半透明なので、食べたプランクトンがどこに溜まっているのかわかる!
ピンク色の模様が体の中に浮き上がるので面白いぞ!

餌やりの時間はホームページやパンフレットを確認すれば載ってるものは載っています。載っていないものはインフォメーション等で質問すればだいたいの場合教えてくれるはずです!

 

ショーは出来るだけ見よう

ショーは水族館の腕の見せ所です。

イルカやアシカ、またラッコなどのショーは時間が被らないようになっているので、時間に余裕を持って会場に行って、いい席を確保してゆっくり見ましょう。

動物のショーというと、人間のエゴでやっていて動物がかわいそうだ!という意見も出てきます。

その意見もよくわかるのですが、だからこそ見てあげてほしい。というかそういう意見の人はショーだけでなく館内の魚たちも捕らわれの身なのだからもう水族館には来ないでほしい。こういう話はムズカシイ話なのでさせないでほしい。(勝手に話し出したくせに)

 

ショーを見てると、動物たちの頑張ってる姿に感動し、笑顔になり、幸せな気分になります。それで大きな拍手を私たちは送るわけですが、その拍手を動物たちがわかっていないかというと、私はわかっていると思っています。

イルカやアシカたちはとっても頭の良い動物です。だからこその批判もあるわけですが、そういう議論は水族館の外に置いてきましょう

水族館の中に入ったのならば彼らへのショーを見てあげて、彼らへ大きな拍手を送ってあげましょう。

みなさん、イルカを触ったことありますか?

水族館によっては、予約すればショーの後イルカを触ることができます。

イルカは濡れた長靴みたいな触り心地です。チャンスがあれば是非触ってみましょう。

あたらしい子たちの搬入に立ち会えたら大当たり!

これは基本的にお客さんへのアナウンスはないと思いますが、水族館は定期的に新しい子が搬入されています。

そのタイミングに立ち会えたらラッキーです。搬入のタイミングはなかなか見れないので面白いですよー。

 

私はシイラの搬入を見たことがあります。私が見てた時は5、6匹搬入していました。

中にはその水槽になじめず弱ってしまい、他の魚に捕食されてしまっている子もいました・・・あのシイラが、ですよ。結構衝撃な光景でしたね。

あとは印象に残っているのは、イカ。

イカは開演時間には搬入しません。なぜかというとお客さんにびっくりして墨を吐いてしまう可能性があるからです。

搬入は基本閉館後。ガラスに布を張ってビックリしてしまう要素をできるだけ減らします。

そして細心の注意を払って水槽に入れてあげます。一匹でも墨を吐いてしまうと他の個体もビックリして墨を吐いてしまったりして水槽が大惨事になるのでとっても注意が必要なのだそうです。

お客さんが楽しく観覧できるように、飼育員さんたちは日夜頑張ってるんです!

 

ところで、大水槽で捕食魚と被食魚が一緒に泳いでいるのを見て不思議に感じたことありませんか?なぜこの水槽の小型の魚は食べられてしまわないのかと。

それは別記事でご説明していますのでそちらをどうぞ。

 

最後に

近所の水族館ならば見れなかったものはまた後日行って見ればいいですが、遠くまで足を伸ばして観に行った場合は、次回といってもそう簡単には行けません。

なので事前の下調べが需要です。

「下調べって・・・(笑)もっと気軽に見に行きたいよ・・・」って人はどうぞそうしてくださいというところですが、水族館って入館料結構高いじゃないですか。

なので「全然時間なかったね。ショーも見れなかったね。」じゃやっぱり面白くないですよ。

計画練るのが面倒ならば、もう何も考えず朝イチでいきましょ。そしたら全部楽しめます。うん、それがいい。

 

日本には水族館と呼ばれるものが、実は大小100か所近くあるんです。47都道府県しかないのに。

それだけ人気スポットなんですね。

水族館はそれぞれお客さんを呼ぶためにいろんな見どころを作っています。また見るだけでなく学べるようになっているので、水族館は子供の教育・勉強にもなりますよ。

いろんなところに行ってみて、お気に入りの水族館を見つけましょう!

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