知らなかった私も私だが、いまだにこんな市町村があるなんて。
納入業者は生態系への影響を知っているだろうに。
コイはブルドーザーのように地面を荒らします。荒らされ続けた川底からは水生植物が消えます。水生植物が消えれば、水生昆虫も消えます。コイを積極的に放流している地域が未だにあるなんて知らなかった。 #ldnews https://t.co/dDzUdY6s8U
— 飼育員かずよ (@keeperkazuyo) 2017年5月10日
鯉は生態系を壊すって結構昔から言われてる
私が大学に通っていたころなんで、8年~10年くらい前から鯉が生態系に与える影響は問題視されていました。恐らく、そのもっと前からそういう論文は世に出ていたはずです。
金魚飼ったことある人には想像できると思いますが、金魚って口で底面を吸い込みながら餌を探します。砂利が敷いてあろうと関係ありません。吸い込みながらかき分けながら餌を探します。
生き物は違いますが、鯉も同じ食べ方をします。川底を吸い込みながら餌を探していきます。鯉が何回も通ると、そこに生えていた水草も抜けたり食べられたりしてなくなってしまいます。
水草はまた根付こうとしますが、それをも阻止して鯉は餌を探し続けます。水草がないと水生昆虫は住めないし、泥は流れていくし、いいこと無しです。葦くらいしか残りませんよ。
そんなことをする鯉を川に何百匹と放流したらどうなるでしょう。想像するのは簡単です。川が死にます。
鯉ってホント何でも食べますからね。小学生のころ、池にいた鯉にカナブンを与えてましたし。
さっきから、「鯉」という表現を使っていますが、鯉の中にも「在来型」といって日本に昔からいた(と言われている)鯉もいます。私が議題に挙げている「鯉」は、放流された個体に限ってのみですので。お間違いのないよう。
錦鯉が泳いでいる川より緑に覆われた川の方が美しい
錦鯉がたくさん泳いでいる川って綺麗ですか。私には全然わからないです。それより、水草がたくさん生えていた方が綺麗じゃないですか。自然じゃないですか。
錦鯉が泳いでいる川なんて不自然です。悪目立ちもいいとこです。
鯉の放流を自治体レベルで行っているところがいまだにあるなんて、本当にびっくりしました。
鯉ってそう簡単に死なないですからね。何回釣っても、環境悪くなっても、そう簡単には死にません。
鯉が悪者扱いされるのが悲しいところですが、正しい情報を知っていただきたく思い、話題のニュースに便乗してみました。
悪いのは鯉じゃなくて知らないで放流を続けてる自治体と、知ってて売ってる納入業者ですヨ!
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https://www.j-cast.com/2017/05/10297461.html?p=all
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