松田智大「がんで死ぬ県、死なない県」

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ワタクシ、興味が湧いた分野に偏って読み漁る癖があります。

先日堀江貴文氏の「無駄死にしない技術」を読み、予防医療に興味を持った。

それと関連した内容のこちらの本を本屋さんで見つけたので、手に取ってみた。

がんには地域差がある

本の題名にもなっているが、

がんになるか、ならないか、どんながんになるのか、ということには地域差があるらしい。

またがんになりやすくても亡くなりにくい県というのもあるらしい。

その地域ごとの違いは何が理由で生じているのかを、科学的なエビデンスを基にして論じている。

論じている、と書いてみたが、特に難しいことは言っておらず、

私みたいな医学ど素人にもわかりやすく書いてくれている。

基本的に多いのは5大がん

この本を読むにあたって、自分の住んでいる地域のみに目を通してしまうと、

勘違いが起こってしまうかもしれない。

序章やそれ以外の頁にも記載はあるのだが、

この本で地域的に「〇〇がんが多い」とか書かれてあっても、

それはほかの県や地域と比較した場合であって、その地域のがん罹患者全体で考えると、

5大がんのほうが多いということを頭に入れて読みすすめたい。 

ちなみに5大がんとは、胃がん、大腸がん、肝がん、肺がん、乳がんである。この本読んで覚えました。エッヘン。 

傾向を知って対策をとる

入試前の先生のようなセリフだが・・・

病気の予防についても大切なのは、まず自分の住んでいる地域の傾向を知ること。

地域差は文化だったり環境だったり、いろんなことが混ざりあって起こる。

同じ日本でも塩分摂取量は地域によって差があるし、気候も沖縄と北海道では全然違う。

だから、自分の住んでいる地域の傾向を知ることは大切だ。 

そしてそれぞれの生活に合った病気予防策をとる。 

〇〇がんが多く△△がんが少ない地域で、重点的に対策をとるべきなのは〇〇がんのほうだろうし、逆の傾向なら逆の対策をとるべきだろう。

これは本当は行政などがするべきことかもしれないが、私たちも自分たちが住んでいる地域の傾向を把握しておくことはすごく大事だと思う。

最後に

本の中で、

「何十万人の女性に対して、一斉にマンモグラフィー検査をすれば、一定数の乳がんを見つけることができるだろう。しかし、しっかりとした知識を持った科学者は、『何十万人の病気を持っていない女性をエックス線による放射線被爆させてしまった』と考えるだろう。」 

といったニュアンスの内容がある。

この考えを持っていなかった私としては、とても驚いた描写だった。 

でも確かに、乳がんが見つからなかった人たちのほうが圧倒的に多いのならば、その集団に対しては不利益のほうが大きいのだろう。

私自身は、長生きしたい願望はあんまりない。でも、早死にはしたくないし、苦しんで死にたくもない。

健康な体を維持していくためにはやはり、予防が大切になる。 

大きな病気にかかってからお金をたくさん使うよりは、予防にお金をかけた方が少額だし利口だ。

新しい情報と正しい知識を持って、病気の予防に取り組んでいきたい。